サイディングとは

そもそも、サイディングとは?


英和辞書でサイディング(Siding)を調べると羽目板(はめいた)・下見板(したみいた)とあります。 日本建築学会の出版物で羽目板・下見板を調べてみました。

「構造用教材」日本建築学会


伝統的な羽目板・下見板というのは木製です。縦羽目は外装だけでなく内壁や内装建具にも使われました。

↑写真:江戸東京たてもの園

サイディングトリビア→これだってサイディング

戦後の住宅の不燃化を図るという国の施策を受けて、木製サイディングに変わって使われるようになったのが、モルタルです。昭和50年頃までは戸建て住宅の外壁といえばモルタルが主流でした。
写真:江戸東京たてもの園

そのモルタルに変わって住宅の不燃化を実現しつつモルタルには無い良さのある外壁として現れたのが窯業系(ようぎょうけい)のサイディングです。建築現場でセメントと砂と水を混ぜ合わせ左官職人さんがコテで塗り仕上げるモルタルは工事に時間がかかり、寒冷地域では冬場は気温が低く硬化に時間がかかり過ぎるので、実際は工事ができません。

窯業系(ようぎょうけい)サイディングはモルタルと同じく主原料はセメントなので火に強く、工場生産なので寒冷地域でも通年工事が可能になり、工事にかかる期間も大幅に短縮できます。

サイディングには窯業系(ようぎょうけい)の他にも、金属系サイディング、樹脂系サイディングなどがあります。もちろん木製のサイディングも他の建材と組み合せることで防火性能を確保することで、多くはありませんが生き残っています。

現在は、戸建て住宅の外壁の7割以上に窯業系サイディングが使われています。つまり、サイディングといえば窯業系サイディングを指すといっても過言ではありません。