窯業系サイディングのJIS規格

●建築材料としての窯業系サイディングの規格《JIS A 5422》

窯業系サイディングは、火災安全性、耐久性及び施工性、意匠性などにその特徴があり、現在では住宅用外装材としての評価も高く、市場におけるシェアも約7割を占めるに至っています。
その窯業系サイディングの規格、JIS A 5422は前身規格である“石綿セメントサイディング”を、平成7年に現在の規格名称“窯業系サイディング”に改正したものです。
それが、平成14年には製品の市場における種類との整合化、国際単位への切替えなどを図るため改正を行いました。さらに、平成20年2月20日改正され、現在に至っています。
今回の改正は、建築基準法の改正、消費者契約法並びに住生活基本法の制定など新しい法整備に伴う対応を含め、住宅用外装材としての品質、性能などを精査し、さらには工業標準化法の改正によって平成17年10月1日からスタートした新JISマーク表示制度への対応も含めたものです。

●平成20年2月20日のJIS改正の趣旨

今回のJIS改正は、消費者、中立者の要望や国の政策である「循環型社会形成」および「住生活基本法」の考え方を重視し、「低層住宅外壁の一層の性能向上と長寿命化」に配慮する中で、学識経験者、設計者、施工者、消費者などの指導、助言を受けています。
基本的考え方としては、外装の諸性能の向上に即効果が期待できる製品厚さを改正(12mmから14mmへ)する考え方を取り入れ、製品の曲げ強度や耐衝撃性の向上など、全体性能のボトムアップを図っています。
改正主旨の詳細については、NYG発行のパンフレット(pdf)をご覧ください。

●外壁工事の標準仕様は(社)日本建築学会の仕様書《JASS27 乾式外壁工事》に定められています

この規格は(社)日本建築学会が定めた乾式外壁工事の標準仕様で、ALC薄型パネル、GRCパネル、押出成形セメント板、繊維強化セメント板(スレート)、 複合金属サイディングおよび窒業系サイディング(以下、これらを乾式外壁材料という)をボルト、釘、ねじなどを用いて、柱、梁、 間柱などの構造体に取り付ける非耐力壁の外壁工事に適用するものです。
詳細は日本建築学会編集・発行の建築工事標準仕様書・同解説 JASS27 乾式外壁工事 2011年版をご参照ください。