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防水施工法と関連商品

サイディングを使用した外壁からの雨水の浸入は、サイディング本体と透湿防水シート(以下防水紙という)の両方の防水機能によって防止する方法を基本としています。
サイディングは合じゃくり部に樹脂製防水材を施し、板間の接合部では施工時に湿式または乾式のシーリング材等を使用して防水の処置をしております。
しかし、最近の住宅では軒の出が少ないため、サイディングの表面に多量の雨水がかかる条件下では、施工精度、風圧、その他の条件により合じゃくり部、シーリング部、開口部まわり、配管まわり等からの一時的な多少の雨水の浸入は避けられません。
したがって、防水紙、防水テープを正しく施工することが重要になります。

防水関連材料のJTC規格について

住宅外装において、外装材どうし、もしくはサッシ等の他部材との接合部より外装材の裏面にまで雨水が入り込むことがあります。 これを「室内への雨水の浸入」としないためには、工法として通気構法とすることが重要ですが、同時に、防水紙などの防水関連材料そのものの性能もまた重要です。
そこでNPO 住宅外装テクニカルセンター(JTC)では、平成14年9月に「住宅外装防水研究会(主査:石川 廣三 東海大学工学部建築学科教授)」を設立し、学識経験者、評価機関、建築家、設計者、施工者のご指導と(社)日本サッシ協会、日本シーリング工業会、日本透湿防水シート協会、日本粘着テープ工業会、リビングアメニティ協会等の各団体のご協力を得て、窯業系外装材工事に係わる防水関連材料の性能評価方法、性能基準等について約2年間検討・確認を致してまいりました。
その成果として新規格を制定(平成16年9月1日)いたしましたので以下の通り公表いたします。
●JTC S-0001 窯業系サイディング用シーリング材 JTC規格(pdf)はこちらから>>>
●JTC S-0002 住宅用乾式外装材の外壁用透湿防水シート JTC規格(pdf)はこちらから>>>
●JTC S-0003 住宅用乾式外装材の外壁用防水テープ JTC規格(pdf)はこちらから>>>

防水関連商品について

(一社)日本窯業外装材協会では、NYG会員各社の「純正品」を下記に紹介しています。
防水関連材料一覧はこちらから>>>

換気口周辺の防水性について

建築基準法のシックハウス対策に係わる一部が改正され、平成15年7月1日に施行されました。
この改正では、住宅に使用される建材、塗料、接着剤などに含まれる、人体に有害な「揮発性化学物質」のホルムアルデヒド、クロロピリホスが規制の対象となり、一定の換気設備を設け、これらを屋外に排出することが義務付けられています。
このため、住宅の外壁に多くの穴が開けられ、換気口が取り付けられることになりますが、そのために換気口周辺からの漏水事故が発生する確率が増えることも予想されます。
この不具合を未然に防ぐためNPO 住宅外装テクニカルセンターでは、工業化住宅を除く住宅用の「換気口周辺の防水施工マニュアル」を作成しました。
「住宅品確法」で述べられている「室内への雨水の浸入」や壁体内結露を防ぐため、本マニュアルをご参考戴きたくご案内します。
「換気口周辺の防水施工マニュアル」(pdf)はこちらから>>>